ハリ肌とは?ハリ不足になる原因と維持する為のスキンケアとは?
「なんか、最近、頬がこけてきた・・。痩せたかな?」なんて、喜んでいる方は、いらっしゃいませんか?私も、一時期、喜んだりしましたが・・、体重計に乗っても、体重は、変わっていないのに、なぜ、頬は、コケるのでしょう!
それはね・・、きっと、お肌にハリが無くなってきているからなんですね。お肌にハリがなくなると頬がコケます。頬がこけると、筋肉は、重力に負けて、お肌の皮膚が下へ下がります。すると、重みで、ほうれい線が生じてしまいます。
頬がこけて、ほうれい線が目立つな~なんて方は、顔のたるみも生じています。スキンケアを見直して、お肌のハリを取り戻しましょう。
肌のハリ不足になる原因を知ってスキンケアに取り入れましょう
ハリ肌のイメージって、どのような状態を想像しますか?私が真っ先に思い浮かぶ映像は、赤ちゃんの瑞々しくてピーンと張ったお肌を思い浮かべてしまいます・・・・しかし、年齢を重ねてしまった私たちが、赤ちゃん肌くらいまで、戻りたいと思ってもそれは、なかなか、無理な話ですね。
年齢を重ねて、ハリを失ったお肌は、空気が抜けたようなしぼんだお肌になりがちです。そのため、頬もこけたように見えます。そして、目の周りやほうれい線、フェイスラインなどに肌のたるみが生じて、一気に、老けたように見えます。
お肌のハリ不足は、見た目年齢を思いっきり下げてしまうことになるんですね。その為、年齢を重ねても若々しく見られたいと思ったら、まず、お肌のハリの維持が大切になってくると言うことです。
人の皮膚の構造は、上から「表皮」「真皮」「皮下組織」という3層構造になっています。お肌のハリを維持するために大切と言われているコラーゲンなどは、真皮に存在しているものです。真皮には、コラーゲンの他にエラスチン、ヒアルロン酸と呼ばれるものも存在しています。
この真皮層では、丈夫で太いコラーゲン線維が網目状に張り巡らされ、コラーゲン線維が交差する部分には、弾力のあるエラスチン線維がしっかりつなぎ止め、表皮を下から支えることでお肌のハリや弾力を維持しているのです。
そして、コラーゲンやエラスチンの隙間をヒアルロン酸が埋め尽くし、お肌の潤いを保つ働きをしています。これらのコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸は、真皮層に存在する線維芽細胞によって生成されるものです。
線維芽細胞の機能がなんらかの理由で低下すると、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の生成が上手く機能しなくなり、お肌のハリ、弾力の低下に繋がっていきます。
では、線維芽細胞の機能の低下はどのような事が原因で生じるものなのでしょうか?それは、以下のようなことが原因で生じてしまいます。
紫外線の影響
お肌の老化の原因のほとんどがこの紫外線の影響と言われています。紫外線は表皮を透過して真皮に届き、コラーゲンやエラスチンを傷つけ、変性させる酵素の分泌を促進させます。
乾燥によるバリア機能の低下
お肌の乾燥によりバリア機能が低下すると紫外線のダメージを強く受けることになりお肌の老化が促進します。
活性酸素の影響
紫外線の影響で体内に活性酸素が増加するとコラーゲンやエラスチンを変性させる酵素の分泌が促進されます。
加齢
加齢は避けられませんが、年齢を重ねると線維芽細胞の機能の低下や数の減少が生じてしまいます。
女性ホルモンの減少
女性ホルモンのエストロゲンにはコラーゲンやエラスチンの生成を促進させる作用があるので女性ホルモンが減少するとお肌のハリも低下します。
生活習慣の乱れ
偏った食生活や睡眠不足が続くとお肌のターンオーバーが乱れお肌のハリの低下に繋がります。
喫煙
活性酸素が大量に発生し、コラーゲン合成に必要なビタミンCの破壊を招きます。
上記のような原因が複雑に絡み合うことで、お肌のハリ不足は生じてしまいます。上記のような状況をなるべく作り出さずに、スキンケアや生活習慣の中で、足りないもの、失われたものを上手く補うことで、お肌のハリを維持していくことは可能だと思います。
手っとり早く、すぐに始められる、スキンケア法だったり、生活習慣を以下でお伝えします。まず、ご自分でできそうなものから行って、ハリ肌維持にお役立ていただければ嬉しいです。
ハリ肌維持のための生活習慣とスキンケア
生活習慣
ハリ肌維持のためには、バランスの良い食事と十分な睡眠時間は、とても大切です。。ご自分の生活習慣を見直して、できるだけ、コラーゲンやタンパク質、イソフラボン、ビタミンA、C、Eなどの抗酸化作用のある栄養素を中心にバランス良く摂ることを心掛け、決まった時間に睡眠を取るように心掛けましょう。また、外出時の紫外線対策も忘れず行うようにしましょう。
お肌の血行を良くし、新陳代謝を活発にすることは、お肌のターンオーバーには、大切なことなので、お肌を優しくマッサージすることは、おすすめです。また、皮膚全体を支えている顔の筋肉を太く強くすることもハリ肌維持には、大切なことです。フェイシャルフィットネスや表情筋トレーニングを取り入れて、顔の筋肉に働きかけることをおすすめします。
スキンケア
お肌の乾燥は、角質層のバリア機能を低下させ、お肌のハリや弾力も低下させてしまいます。お肌の保湿がしっかりできるスキンケア用品がおすすめです。保湿に効果的な成分は、セラミド、天然保湿因子(NMF)、アミノ酸などがあります。
また、植物の成分でもお肌を保湿することができる成分がたくさんあります。各記事で、様々紹介していきますので、ご自分に合ったスキンケア用品を探してみて下さいね。また、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸が存在する真皮内の機能を高めるための成分もいろいろ開発されています。それらの、成分が配合されている美容液やクリームなどでケアすることもおすすめです。
また、化粧品の多くが角質層までの浸透なので、その奥に存在する真皮の機能を活発にすると言うのは、難しいことです。お肌のハリ不足が深刻な場合は、サプリメントなどを上手く使い合わせて、お肌の内側からもケアする方法を取り入れることで、ハリ肌維持が可能になります。
スキンケアとサプリメントを上手く使い合わせて、お肌のハリ不足解消を目指しましょう。