ヒートショックプロテインでハリ肌に必要なコラーゲンを増やす方法とは?

ヒートショックプロテインでハリ肌に必要なコラーゲンを増やす方法とは?

最近、良く耳にするヒートショックプロテイン(HSP)ってご存知ですか?日本語では、「熱ショックタンパク質」と呼ばれています。名前の通り、身体に熱が加わった時につくられる「タンパク質」の事です。

 

 

体を温めることで、HSPが増加するようなのですが、HSPが増加すると美容面や健康面で良い影響がいっぱいあるようです。さて、その頼もしいHSPは、増加するとどのような良いことをもたらしてくれるのでしょう。また、効率良く増加させるためには、どうしたら良いのでしょう。そのようなことをまとめてみました。

ヒートショックプロテイン(HSP)とは?ハリ肌には必要なもの?

ヒートショックプロテインは、英語では、Heat Shock Proteinと記載されるので、HSPと略して表記されることがあります。ヒートショックプロテイン(HSP)は、傷ついた細胞を修復してくれるタンパク質の事です。

 

 

免疫力を高めて病気を未然に防いだり、コラーゲンの減少を抑制したり、代謝を活発にして脂肪を燃やしたりと様々な効果があり、美容界や医療の分野でも注目されています。

 

 

人間の体のあらゆる組織や細胞は、タンパク質でできています。しかし、タンパク質は、傷付きやすい性質です。過度なストレスを受けると正常な働きができなくなってしまいます。タンパク質が傷つくとそれを修復するためのタンパク質が生まれます。それが、ヒートショックプロテイン(HSP)なのです。

 

 

自己回復力を高めることになるHSPを増やすことができれば、美容面や健康面にも好ましい効果が見込めると考えられます。HSPは、体内に存在するものですが、加齢とともに減少します。しかし、傷ついたタンパク質を修復するためには、多くのHSPが必要になります。

 

 

体内に常に多くのHSPが存在していれば、治癒力が高まり、健康的な体でいられると言うことになります。

 

 

ヒートショックプロテイン(HSP)が体内に及ぼす効果

 

 

病気の予防

 

 

HSPは、免疫細胞の一種であるナチュラルキラー細胞(NK細胞)を活性化させる働きがあります。NK細胞は、ガン細胞や病原菌を発見し、退治する細胞です。NK細胞が活発に活動している時は、体内にウィルスが侵入しても病気が発症しにくくなります。

 

 

また、NK細胞がガン細胞を見つけやすくする為に、HSPがガン細胞と結合るする働きがあります。これにより、小さなガン細胞もNK細胞が発見できるようになり、より効率的に駆逐することができます。

 

 

 

美肌効果

 

 

HSPは、お肌にできるメラニンの生成を抑える効果があります。また、紫外線による細胞へのダメージや炎症を抑制する効果がある他、傷ついた皮膚のDNAの修復を促進します。

 

 

コラーゲンの質の向上、産生量を増加させます。コラーゲンの分解酵素を抑制する働きもあります。

 

 

 

ところで、HSPには、種類があります。ハリ肌に関係するHSPは、HSP47 とHSP70の様です。HSP47は、コラーゲンと結合して変異を修復し、HSP70は、紫外線ダメージによるシミ、シワを予防、修復します。

 

 

特に、HSP47は、コラーゲンやエラスチンと同じお肌の真皮層の線維芽細胞でつくられます。お肌のハリや弾力を維持する為に大切な「コラーゲン」とだけ結びついて、コラーゲンを正しい3重のらせん構造になるのを助けています。コラーゲンを正しく機能するようにサポートするのがHSP47なのです。ハリ肌を目指す為には、HSP47が必要だと言うことがわかりますね。

ハリ肌を目指す為のヒートショックプロテインの増加方法

HSPは、ストレスを感じると増加する性質があります。緊張や運動、過圧、低酵素、紫外線、放射線などストレスの原因になるものは、たくさんあります。HSPを増やす最も手軽な手段としてよく知られているのが入浴です。

 

 

 

「ヒートショック」と名前にある通り、熱ストレスが最も有効な手段だと言えます。42度の加温で体温を38度に上げることがHSPを最も増加させる方法と言われています。

 

 

HSPを増加させる為の入浴方法

 

 

  • 入浴前には、自分の平熱を確認しておきます。入浴中にも体温が測れるように舌下で測る体温計を準備すると便利です。
  • 入浴前には、だいたい500ml程度の水分を補給するようにします。
  • 40度~42度の浴槽に10~20分つかり、体温が38度以上になるように体を温めます。
  • 入浴後は、全身をバスタオルやバスローブなどで全身をくるみ、熱を逃さないように10~15分安静にします。
  • 身体を保温した後、自然に体温を戻します。水分補給をしっかり行います。
  • 上記入浴法は、週2回がおすすめです。HSPが最大になるのは、入浴後2日後と言われています。

 

 

同じ方法を長く続けていると、耐性ができてくるので、短時間で体温が上がらなくなり、効果の薄らぎを感じるようになります。その場合は、HSP入浴法を1~2週間ほどお休みすると戻ります。また、平熱が低い人がいきなり38度になるまで、入浴すると体調を崩す場合があります。

 

 

平熱が低い人は、1.5度プラスになる体温を目安に入浴することをおすすめします。また、HSP入浴は、いつもより高めのお湯に浸かる為、汗をたくさんかきます。入用前に水分補給は、しっかり行うことが大切です。

 

 

入浴事故を避けるための注意点

 

 

HSP増加入浴法は、熱めのお湯に浸かって効率良くHSPを増やす方法です。冬場は、入浴事故が発生しやすいため、体温管理をしっかり行って注意することが大切です。

 

 

日本では、毎年4,000件もの死亡事故が報告されています。その原因と考えられているのが、住環境の温度差によって血圧の乱高下・脈拍変動が起こることです。

 

 

急な体温の変化で血管の収縮が激しくなると、血圧が激しく変動し、心臓に負担がかかり、心筋梗塞や脳卒中といった重大な疾患が起こってしまいます。更には、死亡事故へとつながってしまいます。

 

 

死亡事故が最も多いと言われているお湯の温度が42度なのです。入浴中の自己を回避する為に、脱衣所や浴室を十分に温めてから入浴することが重要です。

ハリ肌を目指す為のヒートショックプロテインの入浴以外の増加方法

HSPは、身体を温めると増加すると言うタンパク質です。入浴以外で体を温めることができれば、HSPを増加させることができるはずです。体の表面は、熱くなりませんが、発汗するほど体が温まり、HSPを増加させる可能性があるものがあります。それは、コラーゲンマシンです。

 

 

 

コラーゲンマシンは、633nm領域の可視光線を照射することで、線維芽細胞を刺激し、体内のコラーゲンの生成を促進するというものです。光を照射する副産物として体を温める効果があります。コラーゲンマシンの効果によって、新しいコラーゲンが生成され、同時に熱ストレスによってHSPを増やすことで古いコラーゲンの修復・排出を促すことができます。もしかしたら、入浴より安全かもしれません。

 

 

コラーゲンマシンについては、以下の記事を参考にして下さい。

 

コラーゲンマシン家庭用とエステサロンでの施術はどっちがお得?

ハリ肌を目指す為にヒートショックプロテインの働きを利用した化粧品「オルビスユー」への期待

 

ヒートショックプロテイン(HSP)のお肌に対する効果について、上記でお伝えしてきました。このHSPの働きを利用して、HSP含有酵母エキスと言う成分で化粧品に配合されているものがあります。それが、オルビスユーのスキンケアシリーズです。

 

 

オルビスユーのスキンケアシリーズでは、洗顔料、化粧水、日中用保湿液、夜用保湿液の全てに、HSP含有酵母エキスが配合されています。そこで、少し気になるのが、HSPは、熱に反応するのでは?と思いますよね。そこが、オルビスユーの技術のスゴイところなんですね。

 

 

誰が使用しても、HSPが作用するよう、酵母に含有した点に意味があるのだと思います。私は、化学者ではないですから、これ以上のことはわかりません・・・。しかし、お肌の乾燥やくすみ、ハリ不足などの複合的な肌トラブルに対して、HSPが働きお肌を修復してくれる化粧品として仕上がっている様です。

 

 

肌悩みの種類が多すぎて、どの化粧品を使って良いかわからないような方は、HSP含有酵母エキス配合のオルビスユーを試してみると言うのは、良い方法かもしれません。トライアルセットが気軽にお試しできるんですよ。

 


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