肌のハリ不足はたるみの原因になる!肌にハリと弾力を復活させる為の対策とは
最近、鏡で自分の顔をじっくり見たとき、感じることありませんか?
- 口角が下がってきた
- ほうれい線が気になり始めた
- 体重は変わらないのに頬がこけた
- フェイスラインがぼやけている
- 目元や首に細かいシワが気になる
このようなことが気になり始めている方は、きっと、お肌にハリがなくなってきていることが原因です。お肌にハリがなくなると重力に負けてお肌の皮膚が下へ下がります。すると、脂肪の重みでほうれい線が生じてしまいます。
結局、これが頬や顎のたるみの原因になってしまうのです。お肌にハリがなくなると、顔のたるみにも影響すると言うことです。逆に、お肌がピーンとハリのある状態でしたら、頬や顎もたるまないまま若々しいお肌でいられることになります。
では、なぜお肌にハリがなくなり、たるみが生じてしまうのでしょうか?お肌のハリを維持してたるまないお肌にするには、どのようなことに気を付けた方が良いのでしょう。そんな事を少しまとめて、お伝えしています。
お肌のハリが低下して頬のたるみや顎のたるみが生じてしまう原因とは
年齢を重ねてくると、あの赤ちゃんの様な瑞水しいピーンと張ったお肌に憧れる方は、多いのではないでしょうか?できれば、あの時のお肌に戻りたいと思ったりして・・・。でも、紫外線を何十年も当たり続けてしまったお肌は、赤ちゃんの様なお肌に戻るのは、ちょっと、無理なお話ですね。
人の皮膚は、「表皮」、「真皮」「皮下組織」という3層構造から成り立っています。お肌のハリを維持する為に大切と言われているコラーゲンなどは、真皮に存在しています。真皮には、コラーゲンの他にエラスチンやヒアルロン酸と呼ばれるものの存在しています。
また、この3層構造の下には、脂肪組織と筋肉があります。お肌のハリやたるみが生じてしまう原因には、それぞれの層の部分で、何らかのトラブルが発生しているからです。以下は、そのトラブルについてお伝えします。
お肌のハリ不足、たるみは真皮、皮下組織、表情筋の衰えが原因
真皮に存在するコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸は、線維芽細胞で生成されます。真皮では、コラーゲン線維が網目状に張り巡らされ、それをエラスチン線維がつなぎとめている状態です。そして、その隙間をヒアルロン酸が埋め尽くすことでお肌のハリは、保たれているのです。
しかし、これらの3つの成分を生成する線維芽細胞の働きが老化によって衰えたり、紫外線や活性酸素によってコラーゲンやエラスチンが変質したりするとお肌のハリが失われ、たるみやシワが生じてしまうことになります。
真皮より下に存在するのが脂肪層です。脂肪層の衰えには、「脂肪線維が衰えてたるむ」場合と「脂肪を包むネットが衰えてたるむ」場合があります。皮膚や骨と脂肪層は、線維組織で繋がれていて、脂肪層が重力によりずれないように固定をしています。この線維が脂肪の重みに耐えられなくなり、伸びてしまうことで脂肪線維が衰え、たるみが生じてしまいます。
また、皮下組織の脂肪細胞を包むネットが伸びることでも、お肌の弾力が失われ、たるみが起こります。このことは、年令を重ねるごとにネットが弾力を失ってしまうことに原因があります。脂肪層のたるみの対策としては、表情筋エクササイズやクリニックの治療法によって顔の筋肉や脂肪に刺激を与えることが効果的と言われています。
皮膚だけでなく、その下にある、筋肉層の衰えが原因でお肌のハリは、失われてしまいます。年齢を重ねることで、表情筋が衰えてくると、筋肉を包む筋膜には、リンパが流れています。年令を重ねることで表情筋が衰えてリンパの流れが悪化します。その結果、老廃物が溜まりやすくなって、むくみが生じることになります。
むくみが長期にわたって、続くことで、表情筋が真皮や皮下組織を支えきれなくなります。その結果、たるみが起こって、お肌のハリが失われることになります。
お肌にハリと弾力を復活させるための対策
上記までで、お肌のハリや弾力が低下し、たるみが生じてしまう原因について、お伝えしてきました。原因がわかれば、対策なども取り入れやすくなると思います。一般的にお肌のハリや弾力を復活させる対策としては、以下のようなことを取りいれて、生活をすると良い様です。
紫外線は、夏だけでなく、一年中降り注いでいるものです。紫外線の影響を受けたお肌は、活性酸素の増加によって、コラーゲン、エラスチンの変質が生じ、コラーゲン、エラスチン不足が生じてしまいます。季節に関係なく、日焼け止めクリームなどを塗って、常に紫外線対策に心掛けることが大切です。
お肌を乾燥させない為にも、スキンケアは、ぬるま湯で洗顔をし、その後すぐにお肌の保湿を心掛けることが大切です。シートマスクやローションパックを日常的に取り入れることで乾燥しにくい肌作りが可能になります。
お肌の表面だけでなく、体内の水分不足もお肌のハリ不足の原因になります。毎日、少量ずつの水分を何度も飲むことで、お肌の内側から乾燥対策ができる事になります。
顔の表情筋は、背筋に支えられているため、姿勢が悪く、猫背気味の姿勢は、重力に対抗する抗重力筋が衰えやすくなります。この抗重力筋が弱まるとお肌のハリが低下し、たるみが生じる原因になります。また、肩や首の後ろの筋肉のコリは、むくみだけでなく頭痛の原因にもなりやすいです。むくみを避けるためにもリンパの流れをスムーズにし、良い姿勢を心掛けることが大切です。
お肌のハリや弾力が低下した状態で、体重が増えてしまうと脂肪が増加した分、顎の下の肉がたるみ、フェイスラインがぼやけてしまいます。食生活を見直して、バランスのとれた食事を心がけることが大切です。また、成長ホルモンが分泌されると言われる22時~2時の間に就寝することも大切です。
お肌のハリ、弾力を復活させるためには、ビタミンやコラーゲンなどを十分に摂取して、お肌の内側からケアする方法も重要です。お肌のハリ、弾力復活の為の栄養成分をお伝えします。
- コラーゲン:手羽先、豚バラ、エビ、鳥皮、軟骨、豚足など
- イソフラボン:納豆、大豆製品、プルーンなど
- ビタミンA(レチノール):鶏レバー、豚レバー、ウナギなど
- ビタミンE:ナッツ類、なたね油など
- ビタミンC:レモン、ブロッコリー、トマトなど
- ビタミンU:キャベツ、レタス、セロリなど
上記でお肌のハリ、弾力復活のための栄養成分を紹介しましたが、毎日、食品から十分な量を摂取するとなると、とても大変な量を食べないと追いつかないという事になります。そこで、サプリメントなどを上手く使って、必要な栄養成分を摂取する事がおすすめです。
特に、コラーゲンは、真皮層の70%を占める大事な成分です。しかし、コラーゲンを食品から摂取しようとするとカロリーの高い食品のかなりの量の摂取が必要になります。そこで、サプリメントで摂取した場合には、カロリーは、低く抑えながら、十分な量を摂取できるのでとても、おすすめです。
例えば、最近では、サーモンコラーゲンサプリが、体内への吸収が良いと言うことで、話題になっています。
プラセンタ
プラセンタには、コラーゲンの生成を活発化させる作用があります。保湿作用や活性酸素の除去作用などもある為、プラセンタ配合の化粧品を積極的に選ぶことで、お肌のハリ、弾力の復活効果が期待できます。
プラセンタ配合の化粧品と言うと、リマーユプラセラ原液は、良く知られている美容液です。国産のサラブレッドのプラセンタを使用しているため、安全面についても安心して利用できる美容液です。
ヒアルロン酸
普段は、真皮の保湿を維持しているのがヒアルロン酸です。化粧品の成分として利用した場合には、角質層に留まり、角質層の水分を保ち、バリア機能アップに働きかけてくれる成分です。実は、ヒアルロン酸の6.14倍の潤い力があると言うことで話題になっている成分があります。その成分は、フィト発酵エキスです。
フィト発酵エキスは、フィトリフトオールインワンエイジングジェルに配合されている成分です。
ヒト型セラミド
角質層に常に存在しているセラミドと同じ構造のヒト型セラミドを配合した化粧品は、おすすめです。ヒト型セラミドは、保湿力が高く、お肌のハリ、弾力低下を復活させてくれる成分です。実は、ヒト型セラミドより優れていると言われているのがアクティブセラミドです。
アクティブセラミドは、ファンケル化粧品が独自開発をした成分で、お肌がセラミドを産生する力を高めてくれる成分だと言われています。アクティブセラミドが配合されている化粧品は、ファンケル化粧品のアクティブコンディショニングEXです。
ビタミンC誘導体
分子が小さくされているビタミンC誘導体には、コラーゲン生成をサポートする働きがあると言われています。抗酸化作用やターンオーバーを促進させる作用もあります。最近では、最新型のビタミンC誘導体が開発されたようで、話題になっています。
最新型ビタミンC誘導体は、プラチナVCセラムに配合されています。プラチナVCセラムは、紫外線ケアとコラーゲンケアが同時にできる美容液として紫外線が強くなる季節には、人気が集まる美容液です。
お肌のハリ不足の原因と対策のまとめ
加齢とともにお肌のハリは、様々な要因で失われてしまいます。対策としては、上記でもお伝えしましたが、日常生活や食生活に気を付け、必要であればサプリメントなどを利用しながら、自分のお肌に合ったスキンケア用品を選ぶことが大切です。
不足した成分が補えるように化粧品成分から考えたおすすめ化粧品アイテムを上記で紹介しました。ご自分のお肌は、どのような状態で何が不足しているのかをお肌と向き合いながら感じることで、自分に合ったスキンケア用品を選ぶことができると思います。長く継続できそうな化粧品選びをおすすめします。